月別アーカイブ: 12月 2012

猫の腓骨脛骨の開放骨折の修復手術

 家の中に飼われている猫さんが、飼い主が留守をして帰宅したら、足を挙げたまま動かなかったということで来院。レントゲン検査で後肢の腓骨脛骨が骨折。但し、皮膚の2ヶ所に小さなきずがあり、骨折端の鋭い骨の先端で皮膚に穴が開いたことになるので、開放骨折の扱いになり、細菌感染を起こす可能性が高くなるため、創外固定法を選択した。写真は上段は骨折した部分のレントゲン写真。中段は創外固定の手術を終えた時の写真で右はガーゼやギブス用包帯の上をべトラップというテープで保護した状態。下段は術後のレントゲン写真。                    

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下血が続いた高齢猫

数ヶ月前から時々便に血液が付着していたが、最近出血が多くなってきたと言う主訴で来院した。一年前からだが体重も1㎏も減っていた。血液検査では軽度の貧血と慢性腎不全が、さらに胸部のX線検査とエコー検査では肥大性心筋症があった。また腹部のX線検査(左と中央の写真)では下行結腸壁に腫瘤があり、胸部のX線検査(右の写真)では右側後葉の肺に2cm弱の腫瘤が見つかった。両方の腫瘤の関係性はバイオプシーや細胞診などのより詳しい検査をしていかなければ分かりませんが、そこまでの検査を希望されませんでした。       また15歳と言う高齢のこともあり、外科手術や特別な治療は希望されなかったため、対症療法となりました。今後は経過を見ながら内科的な治療を実施する予定です。  

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ウェルシュコーギーの転移性起源不明肉腫

13歳のコーギーが元気 ・食欲なしで来院、白血球のかなりの増加、腹腔内の腹壁筋肉に腫瘤を触知。X腺検査で直径2cm大のマスを確認(写真左)。針生検による細胞診で変性性の好中球が一面に見られ、細菌の貪食像も見られたため、抗生物質を10日間投与した後、再度X腺検査をしたところ、その腫瘤がさらに増大していた(写真右)。      2年ほど前に脾臓の起源不明の肉腫で脾臓の全摘出術をしていることもあり、手術により腫瘤を切除する事になった。下の写真が手術中の様子と摘出した腫瘤。病理組織検査の結果は、以前の起源不明の肉腫と同様の細胞形態を示しており、恐らく転移性の起源不明肉腫であろうと言う結果でした。摘出した腫瘍の切除縁の腫瘍細胞の血管内浸潤はないということで、完全に切除されていたが、今後も再発や転移に注意する必要はある。      

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猫の甲状腺癌

   猫の甲状腺の腫瘤ほとんどが腺種様過形成や腺腫といわれる良性のものですが、腺癌は全体の1~3%と言われており、猫では非常に珍しいタイプです。以前より甲状腺機能の亢進があり、(T4:26.4)肝臓の酵素も高値でした。最近になって腫瘤の大きさが増大してきたため、手術による摘出となった。下のエコー検査の写真2枚は腫瘤内の液体貯留と周辺の血管の分布をカラーで示している。          下は術中の写真と摘出した腫瘤(病理組織検査結果は甲状腺癌)          

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