月別アーカイブ: 8月 2014

アメリカンショートヘアーの副腎皮質腺癌

11歳のアメリカンショートヘアーの健康診断をした際に、X線検査と超音波検査により上腹部の左腎内側のマス(腫瘤・約2.5cm)を発見し、マスの血行動態をカラードプラーで確認して針生検を実施した。細胞診の結果、全体に大きな細胞質をもつ円形の大型上皮細胞が散在していたが、場所によって核の大小不同、大型の核仁、核膜の異常、2核のものなどかなりの異型性があり、どれも上皮系の悪性腫瘍を示すものだった。飼い主の方との相談で、場所的には副腎の腫瘍の可能性が高いが、別のものかもしれないことを理解していただいた上で、試験開腹、切除可能なら摘出手術ということで、手術を実施した。写真は上から①超音波所見②開腹した時の腫瘤と左腎③バイポーラを使った止血と腫瘤の鈍性剥離④腫瘤に入っている動脈の結紮をしているところ⑤腫瘤の切除後⑥腫瘤の割面写真⑦病理組織検査結果                                                                

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猫の股関節の成長板骨折整復術

飼い主が帰宅したら、1歳半の猫の左後肢の跛行に気付き救急病院に連れて行って検査をしてもらったが、原因がはっきりしなかった。当院で再度X線検査をさせて頂いたところ、股関節の大腿骨頭部の成長板骨折(写真①②)をしていることが分かった。手術方法は2つあり、骨頭切除かピンニングによる固定術があるが、飼い主の方はできるだけ正常な機能に戻してあげたいというご希望で、ピンニングによる手術をご希望された。但し、1ヶ月間の術後の安静は徹底する必要がある。特に高いところに飛び乗ったり飛び降りたりは禁忌となる。術中写真③④。術後のX線写真⑤⑥ 写真①         写真②         写真③ 写真④             写真⑤         写真⑥                    

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石亀の甲羅の損傷部のハエウジ症

拾われた亀が怪我をしているという主訴で、来院。診察したところ、右側の1/4の甲羅が割れており、筋肉と肺の一部が露出しており、筋肉の筋間に感染症が原因のウジが寄生していた。きれいに洗浄消毒して、抗生物質を投与。しばらくこれを繰り返した後、整復手術を実施する予定だ。 二ヵ月後、亀の健康状態もよく化膿壊死した組織は完全にデブリートして正常組織ができていたため、修復用のセメントで甲羅を元の位置に戻して固定した。写真中ほどに掲載。                                      

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3歳の雑種犬の大変珍しい浅指屈筋腱脱臼の修復術

3歳の雑種犬がドッグランで遊んだ後から左後肢の挙上がみられ、ゆっくり歩行で跛行を呈し、早歩きになると挙上して3本足になってしまう。左踵骨の周囲の腫大があり、そこの内出血もあった。手術の同意が得られた為、整復手術となったが、切開すると踵骨のくぼみが浅くその靭帯が外側に脱臼していた。この脱臼の予防処置として螺子とピンを刺入してさらに補強をした。                                        

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