日別アーカイブ: 2015年7月2日

犬の耳介皮膚に認められた肥満細胞腫

13歳のミニチュアダックスフンドの耳介の皮膚に直径1.6cmと7mmの腫瘤があり、ここ2週間程で大きくなってきたということで来院。針生検による細胞診で肥満細胞腫と診断した。複数の肥満細胞腫が増大傾向があることから、切除手術となった。耳介は皮膚の余裕のない軟骨のサンドされた薄い構造の為、全層の切除とした。耳は段差が出来たり、湾曲する可能性があることを飼い主の方にご理解いただき、手術となった。病理組織検査では肥満細胞腫のグレードⅠ~Ⅱに相当するという結果だった。いずれも完全切除で脈管浸潤なしということだが、グレードⅠでは無いので、再発や転移は無いわけではない。したがって術後も注意が必要だ。写真は術前と術後。    

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高齢のミニチュアダックスフンドの肛門周囲腺腫

16歳の雄のミニチュアダックスフンドが最近肛門の右側に腫れ物が出来て大きくなってきたという主訴で来院された。腫瘤の成長が早めだったことと、排泄に支障を来たす可能性もあったこと、さらに16歳にしては血液検査上も画像診断上も問題なく、健康であったことから、飼い主の方との相談で摘出手術をすることになった。もちろん再発予防の意味も含めて去勢手術も同時に実施することになった。摘出後の病理組織検査では肛門周囲腺腫だった。これは良性腫瘍であり、雄は雌に比べ5.6倍も発生率が高い。去勢をしないと術後の再発率が40%だが、去勢することにより発生率が8%も低下する。但し腫瘍自体が完全に切除されていても、周囲に残存する腺組織から新たな腫瘍が発生する場合があるので術後も要注意だ。 下は術前、術中、術後の写真。                

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