脾臓の血管肉腫から腹腔内に大量出血をしていた犬

 

       

 

中年の大型犬が急に元気がなくなったということで来院。血液検査で貧血があり、腹腔内に液体貯留、レントゲンとエコー検査で脾臓の腫瘤の存在を確認。腹腔内の出血を穿刺にて確認したため、すぐに手術の準備をし、脾臓全摘出手術を実施。左写真は開腹してすぐに腹腔内に出血していた血液を回収しているところ、右の写真は脾臓と脾頭部にできた腫瘤(ここから出血していた)を創外に露出させているところ。

 
     

 

左写真は腹腔内より回収した血液で2リットル以上あったが、自家血輸血として血管内に戻してあげた。右写真は摘出した脾臓とその腫瘤および血餅。その後の病理組織検査の結果は脾臓の血管肉腫で大網にもすでに転移があった。また肝臓にも肉眼的に小腫瘤が散在(転移)していることが分かっている。術後の回復は順調で、現在は全く元通りの元気な状態になっている。

飼い主の方は化学療法や免疫療法、インターフェロン療法、βーグルカン、サプリメント、その他の自然療法などを希望されていますので、これらを駆使して治療を進めていく予定だ。

 
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