愛犬の難病のため安楽死まで考えた飼い主に救いの手

日本動物高度医療センターに骨折の為、生後3ヶ月のフレンチブルドックが受診し、骨折の整復手術を受けたのが、2年前。その際に精密検査をしたら、骨形成不全症という診断が下った。この病気は骨そのものが、大変脆弱で普通の生活をしていても何かのきっかけですぐに骨折をしてしまう難病で、その後現在までに3回の骨折を繰り返し、今回4回目の骨折の手術となりましたが、今までの手術費用だけでも数百万円かかっており、今回を含め今後の手術費用はとても難しいということで、安楽死をせざるを得ない状況にまでなってしまった。そこで日本動物高度医療センターの整形外科担当医であり、当院の整形外科専任獣医師でもある長澤獣医師からの提案で今回の手術を当院で治療して差し上げ、費用に関しても原価のみとして実施をすることとした。そしてその後の治療に関しては日本大学付属動物病院の整形外科の研究用治験例として対応して頂けることになり、この子も術後に根本治療ができることになったため、これからも末永く飼い主と生涯生活を共にすることが出来るようになりました。これも長澤獣医師が一心にこの子を助けてあげたいという気持ちで努力をした賜物だと思いました。