投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

胃拡張・胃捻転を起こした超大型犬の1例

 胃内に大量にガスが貯留し、胃拡張・胃捻転を起こした中年の超大型犬が呼吸促拍の状態で来院した。外で遊んでいたら急に立てなくなり、ふらふらし始めたとの主訴であった。身体検査を行ったところ、腹部がパンパンに張っており、レント … 続きを読む

特発性間質性肺炎を疑った犬の一例

1歳の秋田犬が呼吸が早いとのことで緊急来院した。レントゲン検査では肺全域の不透過性亢進、肺胞パターン、間質パターンが認められた。血液検査では白血球の軽度上昇、それ以外は正常値だった。 肺が白く写ってしまう病気はたくさんあ … 続きを読む

結石による尿道閉塞を伴った老犬の尿道ろう形成術

膀胱内に結石が存在していた13歳の中型犬が、尿道閉塞による腎不全を発症し虚脱状態で来院した。排尿できず膀胱には大量の蓄尿があり、BUNやCre等が高値となって、腎後性腎不全になっていた。陰茎骨の付け根に結石が完全閉塞し、 … 続きを読む

犬の多中心型リンパ腫(StageⅤ)の1例

8歳の雑種犬が首にシコリがあるとの主訴で来院されました。 問診では、1週間前から元気がなく、食欲も低下して昨日からは下痢もしているとのことでした。 身体検査では、体表リンパ節と呼ばれる下顎・浅頚・腋窩・鼠径・膝下リンパ節 … 続きを読む

フトアゴヒゲトカゲの腹部の腫瘍摘出手術

中年のフトアゴヒゲトカゲの腹部に認められた悪性腫瘍と思われる腫瘤の摘出手術と確定診断のための病理組織検査を実施した。                      病理組織検査の結果は黒色素胞種(Melnanophoroma … 続きを読む

犬の機能性甲状腺癌

最近痩せてきているとのことで来院したゴールデン・レトリーバー。血液検査(血球検査、血液化学検査、SDMA)では異常はなく、胸部・腹部のレントゲン検査でも異常はありませんでした。身体検査をしたところ頚部に約5㎝の腫瘤が見つ … 続きを読む

大腿部外側の大きな軟部組織肉腫の切除手術に皮膚のフラップを応用した

10歳を超えた中型犬の大腿部外側に直径10cm近い腫瘤が形成されていた。すぐに針生検により細胞診をした結果、非上皮系悪性腫瘍の特に脂肪肉腫が疑われた為、後日切除手術を実施した。腫瘍周囲を1.5㎝マージン、深部は大腿筋の筋 … 続きを読む

外科手術により甲状腺癌を治療した老齢の犬の2症例

いずれも10歳以上の2頭の老齢のゴールデンレトリーバーに、腫瘍化した甲状腺の摘出手術を実施し、その後も順調に経過している。この2頭のゴールデンレトリーバーは血統が繋がっていたので、遺伝的な素因はあったものと思われる。病理 … 続きを読む

犬の卵巣の未分化胚細胞腫の1例

13歳の雑種犬の食欲不振と腹部膨大で来院、X線検査とエコー検査で中腹部のマス病変を確認。肝臓や脾臓には異常がなかった為、生殖器の腫瘍の可能性があることをお伝えし、相談の結果、切除手術を希望されたため、実施した。術中の写真 … 続きを読む

この時期に多いトウモロコシの芯の誤飲

体重10㎏に満たない若齢犬がトウモロコシの芯を飲み込んでしまい、催吐処置や内視鏡の異物鉗子(バスケット鉗子)などで摘出することは難しいサイズだったため、胃切開手術となった。                         … 続きを読む