循環器科・腎臓科
ワンちゃんの心臓病について
こんな症状はありませんか?
- 呼吸が苦しそう
- すぐに帰りたがる
- 興奮するとエズク様な咳をする
- 失神することがある
- よく咳をする、息切れする
- ふらつくことがある
- 安静にしていても呼吸数が多い
- よく水を飲む
- 運動をしたがらない
- お腹がふくらんできた
- 散歩に行っても元気がないなど
このような症状があれば、早めに循環器科にご相談ください。
循環器疾患では早期発見・早期治療が重要です。
仔犬の心臓病

先天性心疾患の発生頻度は犬で1%未満と言われています。
初めてのワクチン接種の際に心臓の雑音を指摘されて発見されることが多く、好奇心旺盛で元気なように見えても、先天性心疾患は大きな問題となるため、的確な診断が必要となります。
犬での主な先天性心疾患
- 動脈管開存症
- 心室中隔欠損症
- 心房中隔欠損症
老犬の心臓病
- 犬の僧帽弁閉鎖不全症
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犬の心臓病として最も多いのが僧帽弁閉鎖不全症です。加齢に伴い発症リスクが上がり、特に小型犬に多く認められます。
心臓の中にある僧帽弁装置が加齢とともに傷んで、うまく閉じる事が出来なくなってしまい、左心室から全身に送り出されるはずの血液の一部が左心房に逆流してしまう状態です。そのため、心臓に血液が溜まってしまい少しずつ心臓が拡大していきます。症状として最も多いのは『咳』です。他にも『疲れやすい』『散歩に行きたがらない』などの症状が見られます。
最も早く簡単に発見することのできる検査は身体検査・聴診です。聴診で心雑音が聴取された場合は、現在の進行度を調べるために心電図検査、レントゲン検査、超音波検査などが必要になります。 僧帽弁閉鎖不全症は進行性の病気のため、症状・重症度に応じた定期検診により心臓の状態を把握し、現在の状態に見合った薬で内服治療をします。 - 犬の拡張型心筋症
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中年以降の大型犬・中型犬での発生が多いのが拡張型心筋症です。特にドーベルマン、ボクサーでは発生率が高くなっています。
心筋傷害がおきているため、心臓の収縮力が低下し血液を送り出しづらくなり、心臓が拡大してしまいます。症状としては呼吸困難(胸水貯留、肺水腫)、お腹が膨れてくる(腹水貯留)、虚脱、失神(特にドーベルマン、ボクサー)などが認められます。
ネコちゃんの心臓病について
このような症状に要注意
猫は心臓病になっても症状が出にくい特徴があります。また、症状が出る頃には重症化している場合が多いため、注意が必要です。
このような症状が見られた場合には、早急に動物病院を受診してください!
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呼吸が荒い
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立てない
猫の心臓病
- 猫の肥大型心筋症
- 心臓の筋肉(特に左心室)が内側に肥大化し内腔が狭くなる事で様々な症状を引き起こします。運動したがらない/呼吸困難(肺水腫、胸水貯留)、立てなくなる(血栓塞栓症)などの症状の他に、場合によっては突然死(おそらくは不整脈が原因)を起こす事もあります。
- 猫の拘束型心筋症
- 心臓は拡張することで血液を引き込み、収縮することでその血液を送り出すポンプの役割をしています。拘束型心筋症では拡張傷害により血液を引き込みにくい状態です。症状としては、肥大型心筋症と同様なものが多く認められます。
心臓病の診断
心臓の検査は以下の項目を基本とし、血液検査・バイオマーカー検査などの追加検査が必要になることもあります。
これらの検査結果を総合的に考え、診断(どんな心臓病なのか、進行度はどのくらいか)を行い、 治療プランを決定します。
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レントゲン検査
(犬僧帽弁閉鎖不全不全症)テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト
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レントゲン検査
(猫:肥大型心筋症)肥大型心筋症(左心室の厚さが増して内腔が狭くなっている)
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超音波検査
(犬:僧帽弁閉鎖不全不全症)左は僧帽弁が開いているところ右は僧帽弁が閉じているところだが、異常な閉じ方になっている。
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超音波検査
(猫:左心室内血栓)ボール状血栓(左心房の中に血栓がある)
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心電図検査(犬)
異常心電図(第3度房室ブロック)
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心電図検査(猫)
異常の見られる心電図波形(心房細動)
心臓病の治療
当院では、内科療法による心臓病治療を行っております。症状や検査結果に合わせた薬の処方を行っております。
進行を遅らせること、症状の緩和に以下の方法でアプローチを行います。
※ 一部の先天性心疾患の場合には、手術によって完治が望めます。また、その他の外科手術につきましても高度医療機関にご紹介させていただきます。
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投薬
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療法食
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サプリメント
病気との上手な付き合い(QOLの維持・向上)
あなたのご家族(コンパニオンアニマル)が心臓病になったら
ご家庭で過ごしている際、犬・猫の様子を随時観察してあげてください。
何か異常を感じた際には、循環器科にご相談ください。
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心雑音
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心拍数
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呼吸数
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食欲
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被毛や皮膚の状態
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遊び方や散歩の様子
腎臓の機能
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老廃物の排泄
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水分の調節
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電解質(ミネラル)のバランス調節
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酸塩基平衡のバランス調節
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造血ホルモンの分泌
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血圧の調整
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ビタミンBの活性化
こんな症状はありませんか?
- 水をよく飲む(体重1kgあたり100ml以上飲む)
- 食欲がない
- 尿の量が多い/回数が多い
- よく吐く
- 痩せてきた/毛ヅヤが悪い
- 元気がない
このような症状があれば、お早めに腎臓科にご相談ください。
腎臓疾患では早期発見・早期治療が重要です。
腎臓病の診断
腎臓病の検査としては尿検査、血液検査がありますが、腎機能の70~80%が失われてやっと尿異常・血液異常がでてくると言われています。できる限り早く腎臓病を発見するために定期的に検査を受けましょう。
2016年より可能になった最新の検査方法である腎臓バイオマーカーSDMAの検査では40%の腎機能低下でも発見ができるようになっています。尿検査、血液検査以外にも血圧測定やレントゲン検査、超音波検査、眼底検査、甲状腺ホルモン検査等も行い腎臓の状態を把握しておく事が必要です。
腎臓病の治療
残念ながら、失われた腎機能をとりもどすことはできません。
腎臓病と診断された場合、悪化させないことと、動物の生活レベル(QOL)の維持を主目的として治療を行っていきます。
治療の目的
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①進行を遅らせる
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②症状の緩和
治療方法
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食餌療法
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サプリメント
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薬物療法
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点滴
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造血剤
病気との上手な付き合い(QOLの維持・向上)
腎臓病とうまく付き合うために
定期的な検査(約半年ごと)を受診し、腎臓病の早期発見をすることが大事です。腎臓病と診断された場合、悪化させない/進行を遅らせるようにするために、獣医師とご家族の皆さんが協力することが大切になります。




