投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

ブリタニー・スパニエルの上腕骨外側顆骨折の整復手術

ボール投げをしていて勢いあまって、転倒し、上腕骨遠位端外側顆の骨折をしたもので、海面骨用の螺子とピンを使って整復した。術前(右)と術後(左)の写真が下。      

ボクサーの右大腿部内側の大きなアブセス

  恐らく4~5日前にあったとみられる犬同士のケンカの咬み傷が原因のアブセスと思われる大腿部内側の大きな腫れと熱感および40.2℃の高熱を伴ったボクサーが来院した。その時点では血液検査の結果から敗血症になってき … 続きを読む

数年前に異物による腸閉塞の手術をした場所に再度腸閉塞

  3年ほど前に異物による腸閉塞で手術をしたことのある小型犬が、プラスチック製の容器の一部を飲み込んでしまい、それが以前手術をした場所に詰まって、腸閉塞を起こしてしまったというもの。下の左の写真が指で示している … 続きを読む

大型犬の慢性嘔吐を呈した好酸球性胃腸炎

8歳を過ぎた雄のサルーキーが以前(2年程前)から季節の変わり目などに朝方に嘔吐することがあったが、ここ最近夜にも何度か吐くようになってきたという症状で来院。血液検査では好酸球が少し高いという特徴がある以外、生化学検査も全 … 続きを読む

犬の歯肉にできた悪性黒色腫(メラノーマ)

12歳のテリア系雑種犬が最近下痢が続くということで、診察をしたところ、下痢とは関係がないのですが口腔内に黒い腫瘤が見つかり、下顎の大臼歯の歯肉から1cm大の円形腫瘤(下の写真)とそれにつながる様に少し小さな楕円形の黒い腫 … 続きを読む

肉球にできた悪性黒色腫(メラノーマ)

11歳近いミニチュアダックスフントの左前肢の肉球の一部が腫れて気にしていると言うことで来院。まずは肉球の腫瘤部のニードルバイオプシーを実施し、心臓を含めた一通りの検査をさせていただいた結果、細胞診でメラニン顆粒を含む腫瘍 … 続きを読む

炎症性偽腫瘍とは?

8歳のミニチュアダックスの下腹部に飼い主が腫瘤を触知、乳腺の腫瘍かと思って来院した。病院で獣医師が触診したところ、皮下ではなく、その下層の筋肉に固着しているように感じた。ニードルバイオプシー(針生検)をして、細胞診をした … 続きを読む

猫の腓骨脛骨の開放骨折の修復手術

 家の中に飼われている猫さんが、飼い主が留守をして帰宅したら、足を挙げたまま動かなかったということで来院。レントゲン検査で後肢の腓骨脛骨が骨折。但し、皮膚の2ヶ所に小さなきずがあり、骨折端の鋭い骨の先端で皮膚に穴が開いた … 続きを読む

下血が続いた高齢猫

数ヶ月前から時々便に血液が付着していたが、最近出血が多くなってきたと言う主訴で来院した。一年前からだが体重も1㎏も減っていた。血液検査では軽度の貧血と慢性腎不全が、さらに胸部のX線検査とエコー検査では肥大性心筋症があった … 続きを読む

ウェルシュコーギーの転移性起源不明肉腫

13歳のコーギーが元気 ・食欲なしで来院、白血球のかなりの増加、腹腔内の腹壁筋肉に腫瘤を触知。X腺検査で直径2cm大のマスを確認(写真左)。針生検による細胞診で変性性の好中球が一面に見られ、細菌の貪食像も見られたため、抗 … 続きを読む