投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

大型犬の胃内異物を内視鏡(胃カメラ)で摘出

若い大型犬がご主人の革のベルトを呑み込んでしまったという事で来院した。内視鏡で1時間半以上かけて取り出した。ベルトは13個に喰いちぎられていたため、摘出に苦労した。開腹手術による胃切開であれば、30分ほどで終わっていたと … 続きを読む

肥満細胞腫の悪性度や存在する場所によって手術の仕方は様々

1例目は雌の6歳のラブラドールレトリーバーで前胸部にできた腫瘤が細胞診で肥満細胞腫と診断した。但し、肥満細胞の悪性度はそれほど高くなかったが、皮膚に割合余裕のある部位だったため、手術法は縦横2㎝のマージンと深さは筋膜まで … 続きを読む

犬の脾臓原発の血管肉腫

9歳のビズラが最近食欲が減退、元気が無いという事で来院。触診にて中腹部にマス様のものを触知、粘膜色は貧血を呈していたため、ルーチン検査として血液検査、X線検査、エコー検査を実施。結果は貧血と白血球増多(好中球・単球の増加 … 続きを読む

猫の脾臓に認められた悪性リンパ腫

10歳の日本猫が食欲不振、体重減少で来院。触診にて腹腔内のマスを触知。血液検査ではHCT26.6%で再生性貧血、好中球と単球の増多以外には異常なし。X線検査では胸骨リンパ節の腫大、脾臓の腫瘤が認められ、エコー検査でも脾臓 … 続きを読む

非常に希な腫瘍、皮膚ランゲルハンス細胞組織球症

14歳のケリーブルーテリアが左側頚部の表皮に大きめで盛り上がった腫瘤を以前から気付いていたが、色々な事情があって来院が遅れてしまったという事で診察に来られた。腫瘤の大きさは4cm程になっていたが、表皮に形成されており、針 … 続きを読む

健康診断で発見されたチワワの腎細胞癌

7歳のチワワが健康診断で来院されたが、一般状態は良好で、何の症状も見られなかった。シニア犬の一通りの身体検査で、まず腹部触診で腹腔内にマスが触知できた。また血液検査とレントゲン検査で左腎が大きく腫大していることが分かり、 … 続きを読む

保護された上腕骨骨折と頭部打撲と思われる神経症状を呈したカルガモ

飛べないカルガモが逗子市役所裏にいて、保護され当院に連れてこられた。症状は左の翼が下がっており、頭部と頚部が上げられず地面にお辞儀をするような状態だった。また胸部の皮膚が5cm四方くらいの擦過傷と一部欠損部があり、出血を … 続きを読む

ゴールデンレトリーバーの下顎の悪性神経鞘腫

 中年のゴールデンレトリーバーの頚部が腫れてきたという主訴で来院された。元気や食欲はあり、他の症状は何もなく、血液検査上も大きな異常はなかった。腫瘤の針生検(ニードルバイオプシー)をした結果、非上皮系の悪性腫瘍であること … 続きを読む

フェレットの異物による腸閉塞

若いフェレットが食欲廃絶、嘔吐、元気消失で来院、触診で何か小腸に触れる異物らしいものが物が存在するが、X線検査とエコー検査で確定診断は下せなかったが、静脈輸液による点滴で治療後、手術に踏み切った。開腹により空腸付近に異物 … 続きを読む

大型犬の胃捻転

中年齢の大型犬が急に立ちっぱなしで動かなくなり、急にお腹が膨れて呼吸が早くなってきた症状で夜間救急動物病院に行かれた。診断は胃捻転。胃ガスを抜く処置をして、輸液等の救急処置をして、翌朝当院に来院。その時点でもほとんど動け … 続きを読む