バレンタインデーに多いチョコレート中毒

14日のバレンタインデーは家にチョコレートが沢山集まっている日、ワンコにとっては格好のオヤツがあちこちにあるわけですから、得意の嗅覚で箱の中に入っていても、少々の高いところにあっても、見つけて美味しくいただいてしまいます。毎年この時期に多いチョコレート中毒ですが、これは犬は人と違ってチョコレートに含まれるテオブロミンの代謝速度が遅いので、大量に食べると害になることからチョコレート中毒といわれます。チョコレートの食べすぎで嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、不整脈、運動失調、筋肉のけいれん、発作などの症状が見られ、また腹痛や血尿、脱水を引きおこす場合もあります。昨日チョコレートの詰め合わせ1箱とバラのチョコレートを数個食べてしまったワンコが来院し、救急処置として催吐剤の注射で胃内容を全て吐かせる処置をして、ほぼ何の症状も出ないうちに無事に帰宅した。下の写真は食べたと思われるチョコレートの箱と包み紙、そして嘔吐させた内容物。

 

 

 

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