好酸球性気管支肺症を疑った犬

『1ヶ月前から咳が出ていて、抗生物質などの治療をしているが良くならない』との主訴で来院された犬。

身体検査では発熱があり、肺野全体にクラックルが聴取され、肺野全体の病変が疑われました。胸部レントゲン検査では、肺野で間質パターン、気管支パターン、肺胞浸潤や気管支の拡張が見られました。

血液検査では、好酸球が顕著に増加していました。

ここまでの治療経過および検査で【好酸球性気管支肺症】を疑いステロイドによる治療を行なったところ1週間ほどで咳はほとんど出なくなり、レントゲン所見も改善しました。約1ヶ月かけてステロイドを漸減して治療を終了としました。

ラテラル像 左:治療後、右:治療前

VD像 左:治療後、右:治療前

好酸球性気管支肺症の確定診断には気管支鏡検査を行い、気管支肺胞洗浄などよる検体にて好酸球の浸潤を確認する必要がありますが、本症例はオーナー様と相談の上、試験的治療に入りました。経過は良好でしたが、再発に注意が必要です。

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