葉山中学校職業インタビュー

毎年恒例の葉山中学校職業インタビューの講師として医療系のお話をするということで、20日(木)13:30~14:30まで自己紹介から始まり、代表の生徒さんから挨拶があり、司会進行の生徒さんがクラス代表の質問者を指名し、質問者の質問に私が答えると言う流れだった。毎年色々な質問があるが興味のあるところはどんな動物を診ているのか、大変な治療はどんなものがあったかというものが多いが、今年はなかなか良い質問をしてきたクラスがあり、「動物は人間と違うところが多いと思いますが、その違いで大変な事は何ですか?」というものだ。まさにこの点が人の医療と違っているところで、まず動物は言葉がしゃべれない。そして動物種によってすべて解剖学的、生理学的、生物学的、行動学的に異なっていること。犬だけで公認犬種だけでも339種、各種団体未公認のものまで入れると700~800種、猫では69種と言ったように大変多く、これらは種類によって特異的で、遺伝的な異常を起こす疾患があったりする。また動物種によって皆、血液検査や尿検査その他の正常値がすべて異なります。獣医師はそれらをすべて理解し、知っていなければなりません。正常値を知るだけでも大変ですが、その種類に特徴的な疾患も大変沢山あります。従って、最近では犬猫以外の動物、特にエキゾチックアニマル専門の病院もあります。また整形外科専門病院や眼科専門病院などもできています・・・・。と言った説明をしてきました。下の写真は担任の先生に写していただいた写真です。