葉山中学校で職業インタビューに答える(院長)

16日9:50から10:50の約一時間、中学1年生対象に職業インタビューが開催された。私の教室には動物病院に興味のある学生のみが約30人集まっていた。司会進行の係と質問者、歓迎の挨拶とお礼の言葉を言う生徒がそれぞれ担当者して行った。5つの質問に1つづつ答える形だったが、印象に残る質問が1つあった。「もし魔法が使えるとしたら、動物の気持ちが分かるのと、病名が分かるのではどっちの能力がいいですか?」というものだ。すぐに答えました。「私は病名が分かる方が良いと思います。何故かと言うと、私は動物の気持ちが分かるからです。その動物が何を思っていて、何を望んでいるか、あるいは何をしたいかといったことが、長い間動物と生活を共にしていると分かるものなのです。そして病気の動物の目つきや顔つき、耳やひげの位置、体位や尾の状態など経験を積むことで、機嫌が良いのか、気分が悪いのか、痛みがあるのかなども分かるようになります。魔法で病名が分かると余計な動物にとってストレスになるような検査をしなくて済むので、とても良いことですよね。」といった具合に回答いたしました。最後に担当の先生がご挨拶して終了になった。