夏はやっぱりBBQ

 

 

本日も30℃を越える猛暑でしたが、バーベキューと冷えたビールで、暑さも忘れ、日頃の疲れを癒しました。キャッチボールをしたり、波打ち際で童心にかえって遊んだり、釣りをして餌のイソメで奇声を上げたり(それでもタナゴやスズキ(稚魚)、ベラ、メゴチをゲット)、風通しの良いテント内のエアーベットで昼寝をしたり、それぞれがリラックスできたようです。帰る準備を始めてから、急に雲行きが悪くなり、雨が降り始めましたので、本当にラッキーでした。

 
  

シェジーの生涯

昨日、シェジーちゃんという雑種犬が救急で来院し、病院で亡くなった。16歳を過ぎていた。肝臓や腎臓、心臓も機能が落ちて来ていたが、食事の量も少ないながらも、何とか食べて家の中を歩き回ることも出来ていた。しかし昨日から急に食べなくなり、赤黒い下痢が急に出てきて、無目的に苦しそうな鳴き声を出すようになって、急遽来院した。しかし容態は悪く、意識がほとんど無く、体温の低下、血圧低下、努力呼吸、粘膜色蒼白、まさに死期の近い状況だった。飼い主の奥様は苦痛のないようにしてあげたいと言う希望でしたので、パッチ式の麻薬系鎮痛剤を使ってあげようということになりましたが、容態がさらに急変し、1時間ほどで自然に呼吸停止そして心停止になりました。

シェジーちゃんが来院してから、病院の待合室で、今後の事を何度もどなたかと携帯電話で相談をされていました。電話のお相手は海外にいらっしゃる息子さんだったのです。息子さんが学生の頃、家族の方たちも仕事の関係でイスラエルにいらしたそうで、湾岸戦争の空襲を経験し、飼い主に二度も捨てられたという子犬を新聞で見つけ、かわいそうなので飼ってあげる事になったそうです。一番可愛がっていた息子さんが今月末に帰国する予定だったので、何とかそれまで元気でいて欲しかったということだったのです。当然の事ですが、奥様は当初大変興奮し、そして落胆しておりましたが、長時間苦しむと言うことも無く、ゆっくりと呼吸も止まっていき、自然に心停止をしていった様子を見て、やや気が楽になったようでした。また休日の時間外にドクターが2名いて、私もたまたま居合わせましたので、大変感謝していただきました。

シェジーの亡くなった後、イスラエルにいた時の若かりし頃のシェジーとご家族のお写真を拝見させていただき、さらにお手紙も頂きました。お手紙の一節をご披露させて頂きます。

シェジーという名は聖書中の王、ヒゼキア王のあだ名で意味は「エホバ(聖書の神)が強める」です。私達はこの子にとっては3度目の飼い主ですが、この名は最初の飼い主から貰いました。最後にシェジーの母国語ヘブライ語で感謝の意を表したいと思います。

・・・・・・・ヘブライ語の文章(表記不能)・・・・・・・翻訳:ボクを100%看護して下さり、ありがとうございます。ボクを忘れないで。

飼い主に二度も見捨てられ、戦火を生き抜いてきたシェジーちゃん、やさしい家族に引き取られ、幸せな生涯を送られて、本当に良かったね。やすらかに眠ってください。

 

リフレッシュ

 

休暇を頂いて箱根に一泊してきました。当日葉山の気温は29℃でしたが、箱根は21℃。まずは芦ノ湖の箱根神社でお参りし、九頭龍の湧き水をいただいた後、芦ノ湖が眼下に一望でき180度のパノラマが広がる、広大な富士芦ノ湖パノラマパーク(上の3枚の写真)でラブラドール・レトリーバーのローリーが、めいっぱいボール投げで走り回り、アジリティーに興じてヘトヘトになるまで遊び、その後は元箱根のラ・テラッツァのテラスでお食事。宿泊は強羅にある私の常宿と言っても良いホテル・凛香(ペットと泊まれて、レストランにも一緒に入れるちょっとお洒落なホテル)。お食事もとてもおいしく、来ている方たちが、皆さんしつけができていて、落ち着いてお食事が出来ます。 
   

 

九頭龍神社までの2km弱の遊歩道をローリーとフレンチブルドッグのステラを連れて、ハイキング(上の写真)。その先の湖畔に面した九頭龍の森では森林の中に広い野原があり、二人共とても興奮して嬉しそうに走り回っていました。

 

 元箱根の旧街道(杉並木)にほぼ平行している芦ノ湖湖畔沿いの遊歩道(上の写真)が、とてもきれいに整備されており、いつも犬連れで散歩をします。

散歩中に何気なく目に入った可憐な植物や昆虫、そして樹木の間からの木漏れ日、森林の臭い、これらは私にとって何よりのリフレッシュになっています。

 

 

 

 

口笛とオルゴール、そしてイングリッシュ・コンサーティーナの演奏

  
27日夜、葉山マリーナで口笛の世界大会優勝者の柴田晶子さん(NHKにも出演)と手回しオルゴール”オルガニート”の奏者・宮本由利子さん、さらにアコーディオンの一種:イングリッシュコンサーティーナ(正六角形の小型の手風琴)の協演を聴いてまいりました。口笛の音色があんなにも澄み切った音になるとは思ってもみませんでした。流石世界一の音色です。そして150年前のコンサーティーナという素朴な音色の楽器と、とても優しい音色のオルゴールの協演は実にすばらしいものでした。お子様が多かったので口笛奏者の柴田さんが口笛を吹きながら、ピノキオの吊り人形を操ったり(上の写真)、とても楽しいひと時でした。 

西日本獣医学フォーラム(WJVF)に出席

土曜日、朝5時前に起きて新幹線を利用し、2日間のWJVFの大阪大会に出席してきました。いつものことですが、毎回必ず新しい情報が得られますし、実際の診療にすぐ役立ち、結果、動物達に少しでも良い治療をしてあげることができます。今回も関節疾患、血液学、臨床病理学、心臓病学、眼科外科学それぞれのスペシャリスト達の講演を聴いてまいりました。

犬の肥満細胞腫の最新情報

17日(日)の午後から東京で開催された犬の肥満細胞腫のアップデートと言うタイトルのセミナーに参加してきました。日本小動物がんセンターの小林哲也先生のご講演でしたが、いつもながら大変分かりやすい説明で、内容の充実したものでした。 
講演内容の一部をご紹介します。以前に会陰部(お尻周り)や鼠径部(内股)の肥満細胞腫は悪性のタイプが多いと言われていましたが、お腹の中のリンパ節(内腸骨リンパ節)や内股のリンパ節(鼠径リンパ節)の転移があるか無いかが問題で、最近では口唇の皮膚や包皮、陰嚢に出来るタイプが厄介なものが多いということです。また治療に関しては化学療法は単剤よりも多剤併用の方が奏功期間がかなり長くなるということもはっきりしています。化学療法のもう一つのオプションとして、ネオアジュバンド療法という方法があることも参考になりました。炎症や腫れがある場合(ダリエ症候群)に手術をし易くするため、予め化学療法をして、小さくしてから手術をし、その後また化学療法を行なうというものです。またここ数年分子標的薬が注目をあびてきていますが、(c-kit)遺伝子変異のあるものは勿論100%の奏効率ですが、遺伝子変異の無いものは28.5%の奏効率ということです。つまり分子標的薬の効果は従来の化学療法と同程度ですが、グレードの高い肥満細胞腫でも奏功する可能性が有ると言うメリットがあります。しかも副作用は比較的軽度というのが魅力です。但し、費用が少々お高いのが難点ではあります。飼い主の皆様には分かりにくい内容かもしれませんが、犬の皮膚の腫瘍の中で最も多い肥満細胞腫の治療法が、今後は分子標的薬と化学療法の併用によって、副作用がより少なく、さらに寿命が長く延ばせられるのではないかと思います。  

サボテンの花

 
我が家の小さなベランダに毎年この時期になるとカクタス類が開花します。それぞれ特徴はあっても、地味でトゲトゲしい体からは想像できない、とても派手できれいな色の花を咲かせます。高校時代からこの魅力にとりつかれ、庭に温室を建てて、70~80種類以上のカクタスや多肉植物を育てていたことがあります。 

神奈川県獣医師会より功績賞を授与されました。

 
5月31日神奈川県獣医師会総会において、会長より功績賞の感謝状と記念品を授与されました。これは県獣の会務の振興発展に功績のあった会員歴30年以上の正会員に贈られるものです。 

福岡県いわき市の震災後の状況視察と茨城県東海村の日本原子力研究機構/高エネルギー加速器研究機構の訪問

 

 
福島県いわき市の副市長と市議会議員の方および農林水産部の担当の方達と面談し、葉山ロータリークラブの夏のイベント活動を通じていわき市の農水産物のアピールをさせていただくことになった。市の農業技術センターでは農作物の一つ一つを精密な放射線量測定器で測定し、安全のための地道な作業が続いている。ここで少しでも異常値が出れば、県の検査センターに確認を取ることになっている。ちなみに小名浜港の大気・海水中の放射線量は2011年7月より0.1μ㏜以下で、年換算放射線量は788μ㏜/年ということですので、1人当たりの自然放射線量の世界平均2400μ㏜/年をはるかに下回っている。 
 
その後、津波被害の大きかった豊間地区と小名浜港周辺を市議会議員の方と職員の方に案内していただきましたが、豊間地区の津波は9メートル近かったので、被害も大きく、未だにほとんどすべてが土台だけを残して、全く家はない状態でした。また瓦礫は学校の運動場や野球場、その他のスポーツ施設に積まれており、現在青少年のスポーツをする場所が無いことが問題になっているそうです。 
 
また茨城県東海村の日本原子力研究機構/高エネルギー加速器研究機構(J-PARC)の大強度陽子加速器施設を訪問した。東海村と言うとJCOの原子力(臨界)事故が起きた場所と言うことで、単に原子力研究所のようなあまり良くないイメージがあったのですが、行ってみて考えが変わりましたし、大変感動しました。それは原子力だけでなく、高エネルギー加速器の研究機関でもあり、世界最高性能の研究施設でした。東京ドーム14個分と言う敷地に3台の大型陽子加速器や種々の実験施設が設置されており、宇宙誕生の謎探求から医薬品および医療への開発研究、新しい産業の創出の可能性まで幅広い分野の研究が行なわれています。しかも国内のみならず、世界中の研究者に門戸が開かれており、研究結果を公表する限りは無料でこの研究施設を使用出るということです。施設内の案内をして頂いた方はこの研究施設の研究職の方だそうですが、大変有能な方であることが分かりますし、とてもお話がお上手で、原子核をバラバラにすると発生する中性子やニュートリノまで楽しく勉強をさせていただきました。これを期に私は是非色々な方に東海村のこの施設を一度は訪れて見ていただくことをお勧めしたいと思いました。 

 

 

 

北京から動物病院院長・中国ケンネルクラブ最高執行責任者・ペットショップオーナー・雑誌の記者が当院見学のため訪問

3月の内容ですが、写真が見つかりましたので再投稿させていただきました。

1月に北京の月刊誌Petpieという雑誌に当院が紹介され、一躍有名になったらしく、実際に当院を訪問したいと言う動物病院院長・獣医師・中国ケンネルクラブ最高執行責任者・ペットショップオーナー・トリマー・雑誌の記者等総勢11名の方たちが、見学と取材を兼ねていらっしゃいました。当院以外にも横浜と千葉の動物病院にも行って来たそうです。お世辞だとは思いますが、とても内容の充実した素晴らしい病院だと絶賛していただきました。当日葉山の海岸から富士山が見たいと言うことでしたので、神奈川100景の一つ、森戸海岸からの富士山を見ていただこうとご案内致しましたが、残念なことに曇り空ではっきりとは見ていただけませんでした。それでも何しろ北京市内の方が多く、海自体を生まれて始めて見たと言う若い方もいらしたくらいなので、とても喜んでいただきました。