プロバイオ K12 で驚くほどお口すっきり!

当院では「お口の菌バランス調整」という日々の習慣の大切さを皆様にお伝えしています。動物は「舐める」、「臭いを嗅ぐ」などの行動により、人間ではありえない程過酷な口内環境の変化が起きています。ですから菌バランス調整を一時で終わらせず、習慣にしていくことが大切なのです。お口の健康は全身の健康への源です。

抗生物質などによる殺菌で一番懸念しなければならないことは、抗生剤の効かない耐性菌をつくるリスクです。またお口や体内で良い働きをしてくれる善玉菌も一緒に無くしてしまいます。プロバイオティクスは善玉菌優位の環境を作ることで、健康を維持し、耐性菌のリスクも極めて少ないやさしい方法です。抗生物質との併用も優れた活用方法ともいえます。

善玉菌のバランスを調整し、健康を維持するプロバイオティクスが口腔内でも行なえるようになりました。口腔内から発見されたプロバイオK12が口腔内の善玉菌のバランス調整をして歯槽膿漏の予防や口臭の改善、また消化器系のバランスを整えることで全身への病気発生の予防効果が期待されます。

歯磨きがむずかしい、歯周病や歯槽膿漏になってしまった、口臭が気になるなどの症状があるワンちゃん・猫ちゃんにお奨めです。詳しくは当院の医員にお尋ね下さい。

 

ノミ・マダニの予防は大丈夫?

最近ダニが媒介するウイルスによって「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という病気によって2月に広島で日本では4人目の死亡例があったばかりです。動物では犬バベシア症や人間にも影響する猫ヘモバルトネラ症、ライム病などがあげられますが、ダニの発生のピークが春と秋とはいわれていますが、年間を通じたマダニ対策が大切です。

ノミが動物に及ぼす病気は典型的なのはノミアレルギー性皮膚炎で、とにかく激しい痒みや湿疹、脱毛などが主な症状ですが、一度この状態になるとその後はこの僅か1匹2匹の寄生でも皮膚炎に悩まされます。また瓜実条虫という寄生虫を媒介します。ペットのノミは人間にも影響があり、ノミ刺咬症はもちろん、猫ひっかき病の病原体を媒介します。

室内で飼われているペットにもノミの寄生は起こり得ます近所の公園を散歩させただけで、ノミが寄生してしまうこともありますし、人間が外から持ち帰ってしまうこともあります。

ノミやマダニの駆虫はスポットオンタイプ(液体を肩の辺りにたらす)や錠剤の内服によるものがありますので、やり易い方法を選んでご使用下さい。出来るだけ早い時期にスタートしましょう!

「不妊・去勢手術の推進月間」は2月28日までとなります。

毎年恒例の不妊・去勢手術の推進月間は今年は1月4日から2月末日まで実施されます。この期間中ですと、手術費用全体(検査・前投薬・導入麻酔・全身麻酔・手術・静脈留置・点滴・抗生剤・鎮痛剤・入院等にかかる料金)の10%がサービスになりますので、この機会をお見逃しなく。

 なぜ不妊去勢手術が必要か?

・望まれない妊娠の防止
・性ホルモン関連の生殖器および関連疾患の予防
・性ホルモン関連の問題行動も抑制
・精神的な安定-最良の伴侶どうぶつ

医学的理由

・乳腺腫瘍の予防
・子宮蓄膿症の予防
・精巣腫瘍の予防
・前立腺肥大の予防

 犬の乳腺腫瘍

  不妊手術による予防効果
   初回発情前 99.5%
   1回発情後 92%
   2回発情後 74%
   2.5歳以降
    悪性の癌に対しては効果なし
    良性腫瘍は予防できる

 猫の乳腺腫瘍 

  不妊手術による予防効果
   6 カ月齢まで 91%
   7-12カ月齢 86%
   13-24カ月齢 11%
   >24カ月齢 0%

行動学的理由

 雄犬(テストステロンの影響)
  徘徊(他人への迷惑,交通事故)
  他の犬への攻撃性(発情中雌犬がいる場合)
  性的不満足(人,どうぶつへのマウンティング)
  恋煩い(食欲不振,体重減少,落ち着きのなさ

 雄猫(テストステロンの影響)
  遠方まで行って帰らない
  他の雄猫との喧嘩
  鳴き声
  スプレイ

 雌犬(エストロジェンとプロジェステロンの影響)
  発情期周辺での気分不安定
  怒りやすく咬みやすい
  発情期の出血
  偽妊娠による巣作り行動
  偽妊娠による乳汁分泌
  乳腺炎の危険性

 雌猫(エストロジェンとプロジェステロンの影響)
  激しい鳴き声
  気が狂ったと思うような異常なすりつきなど
  偽妊娠の発生
  雄を求めて外出

このような理由で全体の平均寿命が不妊去勢手術をした方がしないよりも2年ほど延びるとも言われています。

神奈川ドッグプロテクション(KDP)のカレンダーで保護犬活動にご協力を!

保護犬をモデルにしたカレンダーを当院で発売しています。1部1500円です。

これによる収益金全額を犬の保護活動のために使わせて頂くと言うことですので、皆さんのご協力をお願い致します。

 

 

 

秋の健診キャンペーン実施中!!(11月31日まで)

 
   

GEヘルスケアー社製の最新の高性能麻酔器と患者監視モニター、導入致しました。

   
 

 

左上の写真はパンフレットに載っていた麻酔器(エスパイア7900)の全体で右上の写真が患者監視モニター(CARESCAPE  B650)。下の写真が現在使い始めている当院の手術室での様子。これらの麻酔器及びモニターにより、よりシンプルな操作、安全な低流量・極低流量麻酔、内蔵機器の安全性等により、より安全な呼吸管理と全身麻酔が可能となりました。

私達は患者動物にとって、より安全で安心な麻酔が出来るよう日々努力しておりますが、今回の高性能の麻酔器と患者モニターを導入した事により、ミスの許されない麻酔管理がより精度化され、さらに高度な手術が可能になってきました。

 

 

最新性能のレントゲン撮影・・・デジタルラジオグラフィー(DR)装置をどこよりも早く導入しました。

デジタルラジオグラフィー装置はエックス線撮影をデジタル化して、高精細・高画質な画像を簡単にわずか数秒というスピードで、他の複数の診察室で読み取ることができる最新鋭の診断用画像処理装置です 

 

 
   

 

この装置により、勿論レントゲンフィルムの現像は全く必要ありませんし、デジタルX線画像診断(FCR)に使用されている画像読取装置も必要ありませんので、X線撮影後、僅か5秒ほどで複数の診療室で画像が見られるため、レントゲン検査による待ち時間の驚異的な短縮が可能となりました。さらに最新の専用ソフトによる高精細・高画質の画像データ処理が自在にできるため、飼い主の皆様にも、かなり理解し易くなったと思います。

 

高齢動物のイボ取りに朗報!

 
小さなイボを安全に取る為に、クリヨペンという凍結治療器(N2Oガス使用)を導入しました。以前から使っていたクライオガンという凍結手術装置は大き目の腫瘍を凍結処理するもので、器械も大きめでしたが、クリオペンは上の写真のようにペン型で先端が細く、使い易くコンパクトなものです。また高齢動物で麻酔が心配と言う場合でも、ほとんど痛みがありませんので、無麻酔で出来ますし、使っても鎮静剤程度で安全にイボが取れます。ご希望の方はご予約をしていただき、悪性の出来物でないことを検査してから、実施する事になります。  

ペットの健康手帳(游学社)”頼れる身近な動物病院170”に再度、掲載されました

 

  

 

ペットの健康手帳(游学社)頼れる身近な動物病院170に掲載されました。

 
 病院紹介   

 

 「獣医からの一言アドバイス」に採用された内容 」

 

9月より滝沢先生が再び獣医長として復帰します。

重度なアレルギー性気管支炎のため、やむなく一時退職していた滝沢崇先生が9月より復帰致します。

皆様には大変ご迷惑をおかけし、ご心配をおかけ致しましたこと、ここに深くお詫び申しあげます。

今のところアレルギーの治療を継続しながらの復帰という事になりますので、まだ不安定要素はありますが、本人の希望でもあり、皆様と皆様の家族の一員である動物達の健康と幸せのために、できるだけの事をしていきたいと言うことですので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

以前同様、ジェネラリスト(総合診療医)としてはもちろん、皆様にご迷惑がかからないよう、今まで通り週一回の大学病院の循環器(心臓)疾患の診療と研究に通わせていただきながら、循環器専門担当医としても診察させていただきます。