投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

猫の皮膚の神経鞘腫

13歳半の日本猫の肩の腫瘤が、最近大きくなってきたという主訴で来院。切除バイオプシーを実施し、大き目のマージンをとって切除手術をした。大きな切除のためテンションを避けるため、減張縫合を併用した。病理組織検査の結果は神経鞘 … 続きを読む

6歳の雑種犬の血管周皮腫

6歳の雑種犬の右前肢内側の皮膚に直径9cm程の腫瘤があり、皮膚表面には深い潰瘍と一部壊死があって、そこからの出血が目立ってきたので、切除して欲しいとういうことで来院。切除後の病理組織検査では血管周皮腫。最近この腫瘍が多い … 続きを読む

14歳のM.ダックスフンドの乳腺腫および乳腺良性混合腫瘍

最近になって、下腹部の乳腺が腫れてきたので出来るだけの治療をして欲しいとの主訴で来院したミニチュアダックスフンドに、卵巣子宮全摘出および乳腺の全摘出手術を実施した。4対の乳腺だったため、それほど大きな傷に成らなかったが、 … 続きを読む

犬の前肢指間部の血管周皮腫

13歳半のプーリーの前肢指間部の腫瘤がここ1~2ヶ月で急に大きくなってきたので検査を希望で来院した。来院時の病変部(指間部の背側からの写真①、腹側からの写真②、正面からの写真③)を見ると背側の大きな腫瘤と腹側の小さな腫瘤 … 続きを読む

犬の爪床部(爪周囲)の扁平上皮癌

11歳のアイリッシュセッターが最近時々後肢を跛行することがあるということで来院。よく診ると趾骨部の腫大と爪床部に角下を伴った腫瘤(写真①)があった。この部分は圧痛があり、肉球の腫張(写真②)も伴っていた。そのため病変部の … 続きを読む

犬の約10cmのうっ血を伴った副脾

12歳になるラブラドールレトリーバーが健康診断のX線検査で、前腹部に腫瘤(マス)があることがわかった。レントゲン検査では何も異常のなかった3ヶ月前の写真①と今回のレントゲン写真②。超音波検査で8~10cm近いマスとして確 … 続きを読む

ゴールデンレトリーバーの前肢の中手骨の滑膜乳頭状過形成

8歳近い雌のゴールデンレトリーバーの左前肢の甲の部分の腫れに、飼い主が昨日気付いて来院した。多少の熱感はあったが、特に跛行もなく、その部分の触診では嫌がる程度だった。 病理検査結果:診断病理医のコメントは滑膜細胞表面に少 … 続きを読む

猫の細菌感染による化膿性肉芽腫性腸炎に腹膜炎を併発した症例

5歳の日本猫が他院にて治療を受けていたが、一向に食欲元気がないということで転院された。40℃の熱があり、白血球増多(中毒性好中球の出現)などから重度の炎症(感染症など)が疑われた。腹部の触診で中腹部に7~8cm大の腫瘤を … 続きを読む

猫の胸腔の悪性中皮腫

14歳の日本猫が約1ヶ月前から食欲が低下、1週間前より元気食欲なく、呼吸が速く荒いということで来院。血液検査では白血球増多(好中球増加)ストレスによるやや高血糖、やや低蛋白、それ以外は正常だった。呼吸速迫と聴診で心音が聞 … 続きを読む

雑種犬の尾の慢性炎症性肉芽腫の外科治療

数年前から尾の先端をかじったり、舐めたりしてしまい、色々な治療をしても治らないということで来院した。早期治癒をご希望でしたので、病変部を含めた断尾をして治療することになった。 下の写真2枚は術前の尾の病変部 下は尾根部か … 続きを読む