日本猫の表皮に散在したボーエン病/ボーエン様疾患が皮内扁平上皮癌や扁平上皮癌となっていた症例

体表の肩甲部や上腹部や四肢に散在した皮膚病変がここ1ヶ月くらいで急に増大傾向になって来たということで来院。肩甲部の病変は大きな角化物(横軸2cm高さ3センチ)になっており、右胸壁の皮膚病変域は十数センチにわたり、複数個所に散在し角化していた。四肢の皮膚にも角化物を伴った病変が散在。切除バイオプシーを4か所行ない病理組織検査を行った所見はいずれの皮膚病変もボーエン病/ボーエン様疾患であり、1ヶ所で深部に浸潤する扁平上皮癌、その他は浸潤性を伴わない皮内扁平上皮癌になっていたというかなり珍しい症例だが、当院では皮膚のボーエン病は今回が2症例目となる。

 

 

 

 

 

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