犬の卵巣の未分化胚細胞腫の1例

13歳の雑種犬の食欲不振と腹部膨大で来院、X線検査とエコー検査で中腹部のマス病変を確認。肝臓や脾臓には異常がなかった為、生殖器の腫瘍の可能性があることをお伝えし、相談の結果、切除手術を希望されたため、実施した。術中の写真と摘出した卵巣腫瘍と子宮の写真を下に示す。卵巣の未分化胚細胞腫はオスの犬のセミノーマに相当するもので 10~20%の症例で転移を起こすと言われている。

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