フトアゴヒゲトカゲの腹部の腫瘍摘出手術

中年のフトアゴヒゲトカゲの腹部に認められた悪性腫瘍と思われる腫瘤の摘出手術と確定診断のための病理組織検査を実施した。                      病理組織検査の結果は黒色素胞種(Melnanophoroma):色素胞種は爬虫類で最も多く報告されており、次いで両生類、魚類での報告がある。色素胞種はほとんどが良性だが、今回の腫瘍は核異型性や核分裂像が多いので、悪性の挙動を示す可能性が高いとのコメントがあったので、今後の他臓器転移に注意していきたい。

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