JAHAの国際セミナー「臨床麻酔を極める」に出席

James Cook University (Australia)の上級講師であり、米国獣医麻酔専門医でもある三宅ゆかり先生の「臨床麻酔を極める~最先端な考え方で安定した麻酔を目指す~」と言うタイトルで2日間にわたる、国際セミナーを受講してきた。麻酔の基本から薬剤の特徴、さらに整形外科や脳神経外科の麻酔、内視鏡の麻酔、帝王切開の麻酔、そして各種心疾患と麻酔の注意点、呼吸器系疾患や腎疾患・肝障害と麻酔、麻酔の呼吸管理、麻酔中のモニターの意義、前処置・鎮痛・導入・鎮静・全身麻酔等に使用する薬剤の使い方や注意点など、とても勉強になった。新しい薬剤の使い方や安全に麻酔を実施する為には、あらかじめ起りうる異常を想定しておいて、いつでもそれに対応できるよう準備をしておくことが、大切であることを強調されていた。最後に症例検討もあり大変おもしろい講義だった。

今回多くの薬剤の説明があり、それぞれ長所短所があるのと症例に合わせて組み合わせて使用するものが多く、もう一度復習・整理して正しい使い方でより安全な麻酔をしていくつもりだ。