他の犬同士のケンカで片側の脱臼がおこり、脱臼の非観血的整復を実施し、バンデージで固定していた際に、ちょっとしたアクシデントで反体側の股関節も脱臼してしまったと言うもので、もともと脱臼をし易い構造をしていたと考えられます。上の写真は股関節で大腿骨の両側の骨頭が上に変移しているレントゲン写真。
上の左の写真は大腿骨の骨頭部を露出した所、右はストライカー社のCOREという電動の骨鋸で骨頭部を切断している写真。
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術後の写真で、関節と大腿骨の近位(骨頭の切除した部分)が離れて接点が無いことに注目。 |

他の犬同士のケンカで片側の脱臼がおこり、脱臼の非観血的整復を実施し、バンデージで固定していた際に、ちょっとしたアクシデントで反体側の股関節も脱臼してしまったと言うもので、もともと脱臼をし易い構造をしていたと考えられます。上の写真は股関節で大腿骨の両側の骨頭が上に変移しているレントゲン写真。
上の左の写真は大腿骨の骨頭部を露出した所、右はストライカー社のCOREという電動の骨鋸で骨頭部を切断している写真。
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術後の写真で、関節と大腿骨の近位(骨頭の切除した部分)が離れて接点が無いことに注目。 |
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雑種のワンちゃんが犬同士のケンカで下顎骨の骨折をした。上の写真が下顎の骨折部(斜骨折)のレントゲン写真 | |
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上の写真は創外固定法により、骨折の整復をした後のレントゲン写真
この写真は創外固定を終えた後の外観。もちろんこの上にバンデージで巻いて保護します。 |
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嘔吐、食欲なし、体重減少の症状があり、レントゲン検査(上の写真)で、糞塊らしきものが小腸側(右側)に存在していた。 | |
![]() ![]() 開腹手術により回盲結口に腫瘤(左の写真)があり、その手前(回腸)に糞塊らしきものがあったので、横行結腸と回腸の間の腫瘤を含めて全て切除し、結腸・回腸の吻合術(右の写真)を実施した。
切除した回腸、回盲結口、結腸の一部を縦切開した写真。左は閉塞して溜まっていた糞塊を示している。右は回盲結口の腫瘤の部分(病理組織検査で腸腺癌)の切開像。 |
膀胱内に大きな円形の結石が確認できる。この猫さんの一般状態があまり良くなく、血液検査結果でBUN(尿素窒素)やCre(クレアチニン)、電解質のKが高いことから、輸液を充分行った上で、膀胱結石の摘出手術を実施する事になった。
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4日後に膀胱結石の摘出手術を実施。上の写真は摘出した直径1cm程の2つの結石。この結石は成分分析をして、その結果により、どんな種類の石かそしてその石の予防に適した食事はどんなものが良いかを決定する。 |
陰嚢内に2つあるべき睾丸が1つしかない片睾丸(上の写真)または1つもなく、腹腔内に睾丸が滞留しているものを腹腔内陰睾(腹腔外で皮下にあるものを停留睾丸)と言います。どちらもそのままにしておくと、中年過ぎになって陰睾になっている睾丸が腫瘍化する確立が非常に高くなります。そのためできるだけ早期のうちに去勢手術をしておくべきでしょう。
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![]() 左の写真は腹腔内の睾丸を摘出しているところ。右の写真は左が正常な陰嚢内の睾丸、右が腹腔内の睾丸で、こちらの方が異常に萎縮しています。そのため睾丸の機能は低下しており、交配には向きません。 |
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| 15歳の犬で以前、垂直耳道切開をしたことのあるビーグルですが、腫瘤から出血したり、耳道入口が汚れるということで、手術を希望されましたが、高齢な為、麻酔時間を最小限にしなければならず、完全切除にはなりませんが、レーザーによる切除としました。写真左は術前、右は術後。病理組織検査結果は、形質細胞腫という良性の腫瘍でした。但し再発の可能性は多少ありますので、定期的な診察をすることにした。 |
![]() 7歳の日本猫さんが元気食欲なしということで、来院しました。血液検査で腎臓の検査が中等度の異常、肝臓が重度の異常を示しました。触診でもレントゲンフィルム(上の写真)でも腎臓の腫大とやや凹凸のある形態がわかります。 | |
そこで腎臓と肝臓の超音波検査と腎臓の針生検をしました。超音波検査では腎臓の腫大と皮質および髄質の構造が不明瞭、肝臓のわずかな腫大と胆嚢内の胆泥や胆管壁の肥厚、胆管の蛇行と血液検査結果から胆管肝炎の疑い。腎臓の針生検による細胞診では腎臓にはありえないほどのリンパ球及び幼若リンパ球が存在した(上の写真)結果から、この子の腎臓はリンパ腫というガンであることが分かりました。 |
![]() 重度な貧血(赤血球のPCVが15%)を呈した猫さんの血液塗抹標本で、総白血球数が3600(正常値10000位)で、その内好中球は2600と低い数値でした。また血小板も18000(正常値200000)と低値でしたので、骨髄内の赤血球系(赤芽球系)と白血球系(骨髄球系)そして血小板(巨核球系)の3系統を検査するために、骨髄生検による骨髄の細胞診を実施しました。
その結果、赤血球系(赤芽球系)と血小板(巨核球系)の細胞がほとんど見られず、白血球系(骨髄球系)がほぼ正常に近いことがわかりました。つまり赤血球と血小板が骨髄内でほとんど生産されていないということになります。この子の場合、赤血球のより若い段階で壊されていた。また更に血小板も元の巨核球が非常に少ないので、やはり同じことが起きていた。治療はステロイド剤や他の免疫抑制剤をより協力に使っていく事になる。 このように骨髄の検査は赤血球や白血球、血小板などの異常があるときに、骨髄の細胞診をすることで、骨髄内の血球のいわゆる生産工場のどの段階に異常があるかが分かることになります。
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| 1ヶ月以上下痢が続いていたと言う猫さんでしたが、ここ数日食欲も無く吐きだして、痩せてきたということで来院しました。上のレントゲン写真は側面から撮ったものですが、白っぽく太い部分が巨大な糞塊です。 | |
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上の写真は特殊なカテーテルと微温湯を使った用手排便で巨大な宿便を取り除いた後のすっきりしたお腹。 便秘も重度になると硬い便と腸壁の隙間を通る軟便だけが出るようになります。さらに食欲不振、嘔吐などが起こり、極度に衰弱していきます。この子も体重が1キロも減っていました。
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| 数年間に亘る慢性肝炎の治療をしていた犬が凝固系の異常をおこし、重度の歯槽膿漏による動揺歯から、大量の出血をして重度の貧血をおこした。その結果ビタミンK1や止血剤の投与、局所の血管収縮剤等で処置し、急遽、輸血を実施した。輸血は緊急を要したため、私の愛犬ローリー(ラブラドール・レトリーバー)から供血し、クロスマッチテストでOKとなり、200ccの輸血となった。翌日には出血が止まり、血色も良くなり貧血が改善。元気も食欲も出てきたため、夕方には退院の運びとなった。 慢性の進行した肝疾患では、時折、血液凝固系が異常になり、出血傾向が強くなることがあります。重度になる程、頻繁な定期検査と血液凝固系の検査もしておく必要があります。 |