専門診療 一般内科

その他の専門診療科目について

当院では、下記のような専門診療を行っています。

皮膚科/耳鼻科

当院で診療件数が最も多いのが皮膚科です。皮膚病の診療が無い日が無いと言うように毎日診療しています。『皮膚病』は様々な原因でおこり、細菌/真菌の感染、ノミやダニなど外部寄生虫の感染、アトピー/アレルギーなど自己免疫疾患、精神的な要因、内分泌疾患、腫瘍によるものなど多岐にわたり、また慢性経過でこれらの原因が複雑に絡んで、もともとの原因が分かりにくくなっている場合などがあります。当院の皮膚科診療では皮膚病の原因を探り、適切な治療を行うと同時に、日常のケアに関しても相談する事ができます。薬用シャンプーでの薬浴、マイクロバブルも行う事ができます。
耳のトラブルも毎日診療する病気の一つです。実は耳の中も皮膚の一部で、そこに起こるトラブルも皮膚同様に様々な原因によるものです。そこで、トラブルを起こしている原因に対する治療を行います。

消化器科

食道、胃、小腸、大腸のほか、肝臓、胆嚢、膵臓など広い範囲の疾患を扱っております。
下痢や嘔吐の診療件数は非常に多く、子犬/子猫から老犬/老猫までどの年代でも見られますが、その原因は多岐にわたります。
症状や病歴によって、身体検査、糞便検査、血液検査、X線検査(単純・造影)、超音波検査等を組み合わせて行います。消化器の症状は、他の臓器の病気からも生じることがありますので、その鑑別も重要です。また必要に応じて麻酔下で内視鏡を用いた検査を行うことも可能です。内視鏡検査では直接消化管内を確認し、異常部位を採材して検査を行うことや、異物がある場合にはそれを取り出すことができます。

歯科

3歳齢以上の犬や猫の約80%が歯周病にかかっているといわれています。これを放置していると、歯が抜けてしまったり、あごの骨が溶けてしまったり、さらには細菌が身体に回り全身性の疾患を引き起こすこともあります。
 当院では、超音波スケーラーを用いて口臭や歯周病の原因となる歯垢・歯石の除去を行っております。その後に歯面を研磨し、術後の歯石の再形成を予防しています。歯の状態に応じて、歯科用レントゲン装置を用いて撮影を行い、歯と歯周組織の詳細な評価を行い、必要な処置を行っていきます。
また、歯科治療において家庭での管理は非常に重要です。デンタルケアグッズも多数取り揃えておりますので、お気軽にお問い合わせください。

呼吸器科

クシャミ・鼻水、鼻血、いびき、咳、呼吸困難など呼吸器に関する問題は動物の『生活の質(QOL)』を低下させるものです。動物が気分良く毎日が過ごせるように早く改善させてあげることが大切です。
咳をするようになった、呼吸が早いなどの症状がある場合は、自宅で様子を見るのではなくできるだけ早く病院を受診して下さい。実は重症であることがあるからです。また、来院された際も呼吸状態が悪い場合は受付でお声掛けください。

眼科

眼が赤い、眼が白い、眼やに・涙が多い、眼がしょぼしょぼして開かない、眼が見えていなさそうなどの症状が見られた場合は当院にご相談ください。当院ではあらゆる眼科疾患に対応できるように、検眼鏡、電子眼圧計、スリットランプ、眼底カメラなど充実した設備を整えております。また、眼科手術にも幅広く対応できるように、手術用顕微鏡装置など手術器具も豊富に揃えております。
また、眼科専門病院とも連携していますので、白内障の手術など特殊な疾患に対しては、眼科専門医へのご紹介も行っております。

神経科

脳神経に病気がある場合には、起立不能、ふらつき、けいれん、性格の変化など多様な症状が認められます。神経学的検査を行いどの場所に異常があるのかの局在診断を行います。また、神経系以外の臓器の疾患や栄養素の欠損によって2次的に神経異常を起こしていたり、炎症(感染性/免疫介在性)で神経異常を起こしていることもあります。
脊椎・脊髄疾患の代表的なものとしては椎間板ヘルニアがありますが、ミニチュア・ダックスフントをはじめとした小型犬に非常に多く認められます。抱き上げる際に痛がる、足がうまく使えない、立てない、尿が出ないなど椎間板ヘルニアの発生場所、重症度により症状も様々です。当院では内科治療、外科治療、および鍼灸治療を行っています。
確定診断のために、CT・MRIといった高度画像診断が必要な場合や高度医療が必要な場合、画像診断施設や大学病院をご紹介させて頂きます。