月別アーカイブ: 10月 2012

ヨークシャーテリアの橈骨尺骨遠位端骨折

10歳のヨーキーの前足の、人で言えば手首の関節にごく近い部分の骨折でした。関節と骨折端との距離が2~3mm.しかありませんでしたので、金属のプレート(T字型)と螺子を使うことが出来ませんので、髄内ピンを使用して固定し、ギブスでさらに外固定をすることにした。左が骨折した状態。右は修復手術を終えた状態の写真。術後の管理が動物には大切で、少々足を使わせることは必要ですが、瞬発的に強い力が加わることは避けなければなりません。          

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犬の口内の歯肉に多発した線維腫性歯肉腫

10歳の犬の歯肉に複数の腫瘤が見つかり、別の手術で麻酔をかけるので、ついでに切除して、それをバイオプシー(生検) することになった。病理組織検査の結果は線維腫性歯肉腫(周辺性歯原性線維腫とも言う)で良性腫瘍ですが、取り残しがあると再発する可能性がありますので、切除後も時々観察する必要があります。       左の写真は一番大きな歯肉の腫瘤で中央の写真が、その切除後。右の写真は歯肉のできていた9ヶ所の腫瘤を切除したもの。            

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シュナウザーの消化器型リンパ腫

     9歳のシュナウザーが慢性の血便で来院しました。血液検査、レントゲン検査、便検査、膵炎の検査、超音波検査等を実施した結果、犬特異的リパーゼ活性の数値が200以下が正常のところ1000以上、レントゲンの異常なガスパターン、超音波検査で、小腸の腸管壁の異常な肥厚が確認されました。 その結果飼い主の方と相談の結果、病変部の摘出手術及び病理組織検査をする事になった。上の写真が大きく腫大した小腸(空腸)に認められた腫瘤と小さめな腫瘤。          肉眼的に確認できた2ヶ所の腫瘤を含めた腸管切除を実施。左は術後、右は切除した腫瘤部(2ヶ所)の縦断面の写真。病理組織検査の結果は消化器型のリンパ腫で、低~中分化型リンパ腫ということですが、クロナリティー検査(T細胞型リンパ球かB細胞型リンパ球かの検査)の結果も参考に今後は膵炎の治療をしながら、化学療法を実施していくことになりますが、膵炎があるために使用できる化学療法剤が限られてしまうでしょう。    

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ブルドッグの軟口蓋過長症の治療

      短頭種といわれる犬種(ブルドッグ・フレンチブルドッグ・シーズー・ペキニーズ・パグ・狆・ボストンテリア・キャバリアキングチヤールススパニエル・ボクサー・ブリュッセルグリフォンなど)は軟口蓋(人で俗に言うノドチンコ)が先天的に長すぎるため、気道の入り口が閉塞して気管に巻き込まれる時の音が、これらの犬種に特徴的なガーガーといった、いびき音となって聞こえる。これらの犬種は夏場に最も熱中症になり易く、麻酔時や麻酔覚醒時に事故が多い犬種でもあります。対処法は長すぎる軟口蓋を短くしてあげることしかありません。若いうちに避妊手術や去勢手術をする際、一緒に手術してあげるのが良いでしょう。短頭種犬は軟口蓋過長症と同時に鼻腔狭窄や気管低形成なども合併していることが多いので、鼻腔狭窄については鼻の穴の入口を広げてあげる整形手術になりますが、これを軟口蓋過長症と同時にやってあげることができます。 左の写真は長すぎる軟口蓋を切りながら、縫合を進めているところ。中央は手術を終えた直後。右の写真は切り取った軟口蓋。                          

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針状の異物が2本胃壁に刺さっていたフレンチブルドッグ

        4歳のフレンチブルドッグが2日前から嘔吐、今日になって頻回の嘔吐になったという主訴で来院しました。レントゲン検査(上の写真)で胃内に2本の針状の異物が存在することが分かり、1本は幽門の壁から外に突き出ているのが分かる。すぐに輸液と抗生物質の治療をはじめ、内視鏡(胃カメラ)により摘出する事になった。         左と中央の写真がそれぞれ胃に刺さっていた針状の異物。右の写真が内視鏡用の特殊な異物鉗子で 針の先端を掴んで摘出しているところ。   上の写真は胃内にあった異物で、上の2つがプラスチックの破片、下の2つが胃壁に刺さっていた金属の針状の異物(完全に錆付いている)            

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