月別アーカイブ: 2012年4月

線状異物による腸閉塞と腸重積を伴った犬の手術

        糸状の異物により、腸全体がたぐられて、小腸全体がアコーデオン状になり、小腸壁の広範囲にわたる複数の裂け目ができて、腹膜炎を起こしていた。また異物が影響した腸重積になっていたためその修復手術及び異物摘出、5 … 続きを読む

異物の腸閉塞により、腸管部分切除を行なった

異物が小腸に閉塞し、食欲廃絶・嘔吐頻回となって、4~5日経っていた。 異物が長時間閉塞していたことにより、腸管の壊死が起きてしまっていた為、腸管の部分切除手術になった。 写真は閉塞していた腸管と切除した部分、そして摘出し … 続きを読む

耳道内の腫瘍の切除

耳道内の壁に腫瘍ができて、次第に大きくなり、耳道の慢性炎症を起こしていたため、切除することになった。 U字型に切開する方法で、ZEpp氏法とも言われる。 この手術は慢性化した外耳炎や中耳炎の治療のため実施される方法ですが … 続きを読む

猫の下腿骨の斜骨折の整復手術

事故による猫の下腿骨の斜骨折を外固定により修復。 上の写真が術前、下が術後。

椎間板ヘルニアの鍼治療

当院では10年程前から鍼灸治療をしておりますが、椎間板ヘルニアの症例が最も多く、次が関節炎になるでしょう。 この写真は中年齢のチワワの椎間板ヘルニアで、グレードⅣの後肢の不全麻痺がありました。手術はご希望されなかったので … 続きを読む

レーザーで簡単に取れるイボ

高齢になってくると体表に小さなイボができ易くなります。そのほとんどが皮脂腺腫などの良性の腫瘍ですので、細胞診で良性ということが分かれば、皮膚にメスを入れることなく、レーザーで切除し、さらに蒸散させて再発しないように処置で … 続きを読む

脂肪腫とはこのようなもの

肥満傾向のワンちゃんに多い脂肪腫とは、良性の腫瘍ですので、そのまま放っておいてもその腫瘤そのものは大きくなりますが、転移はしませんし、症状もほとんどありません。但し、筋肉の間や腋下、股間などで大きくなると歩行に支障が出て … 続きを読む

18歳の高齢猫の腫瘍摘出手術

腹部の腫瘍から出血をくり返すということで、飼主の方の希望により切除手術を実施した。約20分の手術で終了したが、麻酔の覚醒も早く、とても18歳という高齢には思えない順調な回復をして、その日のうちに帰宅することが出来た。 写 … 続きを読む

咬傷による皮膚の裂傷

犬どうしのケンカによる咬傷で、腋の下の皮膚が裂けてしまった。 咬傷の場合牙が深く入っていたり、噛んで振り回すために周辺組織のダメージが強く、血管の損傷や組織の壊死により、細菌感染を容易に起こしてしまいますので、傷んだ組織 … 続きを読む

オスのワンちゃんの腹腔内陰睾

雄犬のお腹の中に睾丸が存在する状態のことを腹腔内陰睾と言います。 この状態のままにしておくと中年以降になってから、睾丸の腫瘍になる確率がかなり高くなります。中には悪性腫瘍になるものも多く、命に関わるものもあります。 写真 … 続きを読む