月別アーカイブ: 2016年1月

ゴールデンレトリーバーの皮膚形質細胞腫

高齢のG・レトリーバーの指間の皮膚腫瘤が1か月くらいで大きくなってきたという主訴で来院。細胞診をしたところ円形の独立した腫瘍細胞が多く見られた。一見、組織球種のような円形の細胞で核も円形であったが、よく見ると細胞が楕円形 … 続きを読む

猫の皮膚肥満細胞腫の切除

最近急に大きくなってきたという高齢猫の皮膚腫瘤を細胞診(FNA)した結果、肥満細胞腫であることが分かった。猫は比較的良性タイプのものが多いが、表面に潰瘍があり、直径2センチ大で増大傾向があるため、万一悪性だったことを考え … 続きを読む

上皮系悪性腫瘍による猫の胸水の2例

いずれも①12歳と②13歳の高齢の猫で呼吸促拍、元気食欲なしまたは低下という症状で来院。2頭ともX線検査で胸水の貯留があった。 ①の猫さんは血液検査で慢性腎不全になっていたが、腹部X線検査と超音波検査で右腎の萎縮と腎盂内 … 続きを読む

胃の内視鏡による多数の胃内異物の除去

中年の雑種犬がおもちゃのぬいぐるみを解体して、中にある音の出る円形プラスチック製の部品(直径4cm程)を19個飲み込んでしまったということで救急来院した。飲んで間もなかったので、症状は全くなかったが、催吐処置をするには異 … 続きを読む

ラブラドールレトリーバーの急性膵炎

7歳の雌のラブラドールレトリーバーが急性の激しい嘔吐と食欲廃絶、元気消失と衰弱で受診。クッキーの詰め合わせの大箱を壊して中身を包み紙ごと完食した後からの症状で、下痢も伴っていた。体重42kgで肥満、ボディーコンディション … 続きを読む