投稿者「葉山どうぶつ病院」のアーカイブ

肛門周囲の腫瘍(肛門周囲腺腫と肛門周囲腺癌)

肛門周囲腺の腫瘍には腺腫と腺癌があるが、見た目は同じ様でも予後が異なるため、予め細胞診やバイオプシーにより、悪性か良性を鑑別してから手術する。写真上部の2枚は肛門周囲腺癌、下の2枚は肛門周囲腺腫   &nbsp … 続きを読む

異物摂取の子犬

『マスクを食べてしまった』 との主訴で子犬が来院しました。 来院の際に飼い主様にはマスクの残っている部分を持ってきてもらいましたが、半分位は食べてしまっているようでした。 食べてすぐに来院していただいたので、催吐処置を行 … 続きを読む

フクロモモンガの自咬症

フクロモモンガの女の子が4-5日前からの下痢とのことで来院されました。 『下痢の直後からおしりを気にしはじめ、あっという間にひと晩でおしりに穴が開いてしまった』とのことでした。 総排泄孔は硬く血行不良を起こし、正常な状態 … 続きを読む

動的右室流出路閉塞の猫

17歳の猫が『3ヶ月前から耳のかさぶたが治らない』との主訴で来院されました。 耳のかさぶたは両耳にありましたが、特に右耳からの出血が多く猫もそこを気にして引っ掻くために出血を繰り返してしまい、エリザベスカラーをして引っ掻 … 続きを読む

直径3ミリの細径内視鏡による膀胱結石の摘出

8歳の雄のマルチースが膀胱結石を繰り返すため尿道ろう形成術を実施ししたが、X線検査とエコー検査により再度膀胱結石(3mm×4mm)の存在を確認したため、直径3ミリの細径内視鏡にて摘出処置を行なった。

大腿部の血管周皮腫切除後の大きめな皮膚弁(スキンフラップ)を応用した皮膚形成外科

雑種犬12歳の避妊雌の大腿部の腫瘤が最近増大してきたということで来院、細胞診にて非上皮性悪性腫瘍であることが分かり、腫瘍摘出手術になった。腫瘍周囲から大きく切除するのはもちろん、深さにおいても大腿四頭筋の筋膜まで切除する … 続きを読む

高齢猫の耳介の扁平上皮癌の切除手術

17歳の猫が他院にて高齢でしかも心臓に雑音があるので手術は不可能と言われたが、次第に腫瘍も増大してくると同時に出血がひどくなったので、手術ができればお願いしたいということで来院。血液検査・画像診断(X線検査、エコー検査) … 続きを読む

シーズーの実質性角膜潰瘍

7歳のメスのシーズーが目を開けずらいとのことで来院した。 眼科検査では結膜充血が重度で、角膜にも血管新生が見られており角膜には大きなクレーター状となる潰瘍が見られた。通常フルオレセイン 染色による検査では角膜潰瘍は緑色に … 続きを読む

1.5ヶ月齢の子猫の胃内異物摘出手術

体重500gに満たない子猫が哺乳器の先端のシリコン製乳首を飲み込んでしまった。翌日絶食で連れて来ていただき、直径3mmの内視鏡で摘出を試みたが、粉ミルクの一部が残っており、うまく操作できず、結局、胃切開により摘出した。無 … 続きを読む

若齢のラブラドールレトリーバーの線状異物による腸閉塞

3日前にもしかしたら刺繍糸を食べたかもしれないが、食べたかどうかも不明。一昨日より嘔吐・下痢・元気食欲無くなり、他院にて皮下輸液と制吐剤を投与。翌日ぐったりしてきたため、当院を受診。発熱40℃、CBCやChemの検査では … 続きを読む